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Top救急の現場から応急手当の方法>大人と子供の心肺蘇生法の違い


供の心肺蘇生法の違い

 これまで心肺蘇生法は大人(成人)と子供(小児・乳児)で多くの違いがあり、そのことを気にするあまり、心肺蘇生法の実施が遅れることがありました。
 しかし、今回の心肺蘇生法の改訂(2006年改訂予定)では、その違いを気にすることがないよう簡素化が図られてきました。
 今回の改訂により、成人と小児・乳児の心肺蘇生法の違いは大きく4点となりました。

 @ 救助者が1人の時の心肺蘇生開始と119番通報/AED手配の優先順位
 A 胸骨圧迫の位置、方法、深さ
 B AEDの扱い
 C 乳児の人工呼吸と気道異物除去の方法

 子供の心肺蘇生法を忘れてしまっても、成人の方法を思い出して、子供に「何か」をしてあげてください。



大人と子供の心肺蘇生法の違いについて

@救助者が1人の時の心肺蘇生開始と119番通報/AED手配の優先順位

 小児・乳児の場合、約2分間の心肺蘇生を実施した後に、一度、傷病者の元を離れてでも119番通報を行います。
 AEDが近くにあることがわかっていれば、AEDを自分で取りに行ってから心肺蘇生を行います。
 子供の心肺蘇生法を行ううえで一番大切なことは、最初に心肺蘇生を実施することです。

A胸骨圧迫の位置、方法、深さ

 小児・乳児の場合、胸部圧迫の深さは胸の厚さの1/3を目安として、十分に沈む程度に強く圧迫します。
 子供の体が小さくて弱いからといって、弱く浅い胸部圧迫をしたのでは、心肺蘇生の効果が得られないため強く速く圧迫することが重要です。

 圧迫する速さは、成人と同様で約100回/分程度です。

 小児(1歳以上8歳未満)では、十分に胸が押すことができれば腕1本で圧迫してもかまわず、圧迫する部分は成人と同様で胸の真ん中です。
 乳児(約12ヶ月まで)では2本指で押し、圧迫する部分は、乳児の両乳首を結ぶ線の真ん中で少し足側の部分となります。

BAEDの扱い

 小児(1歳以上8歳未満)に対してAEDを用いる場合、小児用のパッドが入っていれば小児用パッドを使用しますが、成人用パッドしか入っていない場合は成人用パッドで代用します。

 ※1最未満の乳児にはAEDは使用できません。

C乳児の人工呼吸と気道異物除去の方法

 反応がある場合には、背中を叩き異物を吐き出させる背部叩打法のみを行います。
 反応がなくなった場合、子供の心肺停止に対して行う心肺蘇生法を開始します。

 心肺蘇生を行っている途中で異物が見えた場合には、それを取り除きます。
 異物が見えない場合は、異物を探すために指を口の中に入れたり、胸部圧迫を中断しないようにします。



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