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南米で低出生体重児に積極的に導入されてきたケアで、母親が前開きの服を着て、入院している子供と直接肌が触れ合うように胸元を抱きます。 その姿が、カンガルーの親子を連想させることからこの名称で呼ばれています。 カンガルーケアによって、入院している子供の呼吸や体温、心拍数が安定したり、睡眠を深くして精神状態を穏やかにするといった効果があるといわれています。 また、母親にとっても、カンガルーケアは重要視されています。 子供を生まれてすぐにNICUへ運ばれてしまった母親は、母子分離の状態が続くために母性が育ちにくくなります。 しかし、カンガルーケアは、母親の母性を育たせ、「自分の子供」だという実感をわかせるきっかけになっています。 |